2026年11月5日、北海道の中学校に勤務する58歳の男性教師が、テスト中に居眠りしていた男子生徒の頭を叩いて減給処分を受けたそうです。
世間からは「体罰は絶対にいけない」という意見がある一方、「それでは教師はどうやって生徒を指導すればいいの?」と疑問に感じた人もいるそうです。
昔は学校で教師から叩かれることも珍しくありませんでしたが、今では体罰に対して厳しい目が向けられていますが、
教師が生徒を注意することまで禁止されているわけではありませんよね。
では、教師は体罰を使わずに、どのように生徒を指導すればよいのでしょうか?
今回は、北海道で起きた体罰問題を振り返りながら、教師がこれから実践できる指導方法3選について考えてみました。
北海道で居眠りした生徒を叩いた教師が減給処分に!
男性教師は2025年2月ごろ、教室で学年末テストを受けていた中学2年生の男子生徒が席で居眠りをしていたため、感情的になり、生徒の頭頂部を右の平手で1回叩いたということです。
この教師の行為に対し世間からはこのような声が聞かれます。

俺は学生時代、厳しい先生で体罰も当たり前だったけど、今は本当に感謝してる。私の生きた学生時代にもすぐ教師のやり方を問題視してトラブル起こしてた親がチラホラいたけど、その同級生が今どうしてるかを見ると答えは一目瞭然だった。あの時真剣に生徒に向き合って厳しく正してくれた先生にはほんと感謝してる。

この程度で処分されるとなれば、子供がつけ上がる一方だろうな
遠くから軽く注意し、あとは放っておく指導が正しいのだろうか
子を持つ親としては、軽く叩いてくれる先生の方がありがたいんだけど

テスト中に居眠りしてた生徒は体調が良くなかったのか、単にテストを放棄していたのかが分かりませんが、平手で叩いた教師や、それを報告しない校長も今の時代では完全にアウトですね。コンプライアンスのアップデートが出来ていない。
様々な思いで意見が聞かれますね。
確かに、どのような理由であっても、生徒を叩く行為は許されませんよね。
しかし、今回のようにテスト中に居眠りしている生徒に対し、教師はどのように対応すればよかったのでしょうか?
教師はどうすればいい?体罰にならない指導方法3選!
教師の仕事は、教科書の内容を教えることだけではありません。
生徒が社会で生活していくために必要なルールやマナーを教えることも、大切な役割の一つです。
そのため、授業中に騒いだり、ほかの生徒の勉強を邪魔したりする場合には、適切な指導が必要になりますが、指導が行き過ぎて体罰になってしまっては意味がありませんよね。
では、教師はどのような方法で生徒を指導すればよいのでしょうか?
考えられる方法を3つ紹介したいと思います!
方法①: 感情的にならず、言葉で注意する

1つ目は、感情的にならず、言葉で注意することでしょう。
今回の北海道の中学校では男性教師がテスト中に居眠りをしていた男子生徒の頭を叩いたことが問題になりました。
単純に生徒を起こすことが目的なら、叩かないで声をかける方法もあったと思います。
例えば、テスト中であれば、生徒の近くに行き、ほかの生徒の邪魔にならないように小さな声で注意することもできます。
それにテストが終わってから本人を呼んで、なぜ居眠りをしていたのか確認したうえで注意する方法も考えられると思います。
ぜひ知っておきたいのが、文部科学省が提示している体罰と指導の違いですが、学校教育法第11条では体罰が禁止されています。
体罰(通常、体罰と判断されると考えられる行為)
引用:文部科学省
しかし文部科学省は、注意や叱責などについては、肉体的苦痛を与えない適切な範囲で認めているそうです。
つまり、体罰は禁止されていても、生徒を注意すること自体は禁止されていないのですね。
大声で怒鳴り続けたり、生徒の人格を否定したりするような指導はもちろんダメですが…。
感情的にならないよう、生徒が自分の行動を振り返ることのできる指導が求められていると思います。
方法②:生徒が居眠りしている理由を確認する

2つ目は、生徒が居眠りしている理由を確認することです。
今回、男子生徒がテスト中に居眠りしていたことが叩いた理由とされていますが、なぜ居眠りしていたのか、その詳しい理由は分かりません。
もしかすると、前日の睡眠不足が原因だったのかもしれませんよね。
それに体調不良や家庭の事情などがあり、しっかり睡眠が取れていなかった可能性もあるかもしれません。
もちろん、勉強せずに夜更かしをしていたという場合も考えられるでしょう。
しかし大事なのは、理由を確認せずに、生徒が怠けて寝ていたと決めつけないことだと思います!
同じような居眠りが何度も続くのであれば、担任の先生や保護者に相談することも大事だと思います。
これは生徒の居眠りをすべて許すことではなく、体調や生活状況を確認し、必要な注意はしっかり行うことが大切だと思います!
方法③: 教師だけに責任を押し付けず、学校と家庭で指導する

最後の方法は、教師だけに責任を押し付けずに、学校と家庭で指導していくことだと思います。
今回のニュースで、教師の仕事が難しいと感じた人もいるのではないでしょうか?
教師は生徒に勉強を教えるだけでなく、学校生活のルールを守るよう指導する必要がありますが、指導が難しい生徒への対応は教師一人だけでは大変なことでしょう。
例えば、授業中に何度注意しても騒ぐ生徒がいた場合、教師はどうすればよいのでしょうか?
叩くことはもちろん許されませんが、注意しても言う事を聞かないからといって、そのまま放置するわけにもいきませんよね。
ほかの生徒に迷惑が掛かりますし、落ち着いた環境で授業を受けられなくなります。
具体的には、
- 担任だけでなく、学年主任や管理職にも相談する
- 生徒の問題行動が続く場合には、保護者と話し合う
- 学校と家庭で指導方針を共有する
もちろん、家庭によって事情は異なるので、保護者にすべての責任を押し付けるのではなく、学校と家庭がお互いに協力することが大切です。
昔は体罰が当たり前だった?今と昔の教師の違いとは?

現在40代や50代、それ以上の世代の中には、学生時代に教師から叩かれた経験がある人もいるでしょう。
でも時代が変わったからといって、教師が生徒を注意しなくてよいということではありません。
大事なのは、体罰に頼るのではなく、生徒が納得して行動を改められるような指導をすることでしょう!
教師だけが責任を問われる教育でよい?
今回、北海道の中学校起きた事は、決して教師の責任だけではないと思います。
確かに居眠りしている生徒を叩いた行為はいけないと思います。
でも今回の様な事が起きた場合、教師が注意することを恐れるようになるかもしれません。そうすると学校での指導が難しくなる可能性もありますね。
子どもが学校生活のルールを守れるようにするためには、教師だけでなく、家庭での教育も重要だと思います。
そもそも今回の男子生徒が居眠りしていた理由は分かっていませんので、男子生徒や家庭に問題があったと決めつけることはできません。
それでも学校と家庭が協力して生活習慣や学習態度を考えることは必要でしょう!
だいたい今回の事で体罰を把握していた校長が教育委員会に報告しなかった問題でしょうし、保護者へ説明することも大切です。
生徒を守ることと、教師が安心して指導できる環境をつくることは、どちらも必要だと思います!
まとめ
今回は、北海道で教師が居眠りしていた生徒を叩き、減給処分となったニュースをもとに、これからの教師の指導方法について考えてみました。
体罰にならない指導方法3選は、次のとおりです。
① 感情的にならず、言葉で注意する
② 生徒が居眠りしている理由を確認する
③ 教師だけに責任を押し付けず、学校と家庭で指導する
教師が生徒を叩くことは絶対に許されませんが、生徒を注意したり、厳しく指導したりすることまで禁止されているわけではありません。
教師だけにすべての責任を負わせる事なく、学校全体や家庭が協力して子どもを育てることも大切でしょう。