昨今オンラインでのカジノで現金をかけていたとして吉本興業所属のお笑い芸人たちの報道が後を絶ちません。
頭の回転が速い芸人達でもなぜオンラインカジノに手を出してしまうのでしょうか。
そもそもオンラインカジノがなぜダメと言われているのか気になりますよね。
そういった疑問にお応えすべくオンラインカジノがなぜダメと言われているのか。
また、頭の良い芸人でもカジノに手を出してしまう理由を調査していきたいと思います!
オンラインカジノはなぜダメと言われているのか

日本では公営ギャンブルと呼ばれるものがあります。
公営ギャンブルとは、国や地方公共団体が運営・管理する合法的なギャンブルに関する事業のことを指します。
- 競馬(中央競馬・地方競馬)
- 競輪
- ボートレース(競艇)
- オートレース
- 宝くじ
- スポーツくじ(TOTO)

こういった事が日本では公営ギャンブルと呼ばれ、後ろ指されずに堂々と購入することができるものです。
この中にはカジノ(オンライン含む)と呼ばれるものは含まれていません。カジノというのは日本では違法なものとして扱われます。
オンラインカジノがなぜダメと言われるのでしょうか。
それは金銭的な問題もあります。クレジットカードの使用や電子決済の使用で金銭感覚がマヒする恐れがありますよね。
それに24時間365日アクセス可能でなんです。
プライバシーが保たれた環境で気軽に参加できるため、実店舗型のカジノよりも依存症になるリスクが高いとされています。
そんなオンラインカジノに比べて、公営ギャンブルも金銭的な問題から依存になるリスクは同じです。
やはり24時間いつでもできるというのが、依存が増す結果になるのでしょうね。
頭の良い芸人でも手を出してしまう3つの理由!

では芸人が日本ではカジノが違法なものと分かっているのになぜ手を出してしまうのでしょうか。

お笑い芸人てネタ作ってるから頭の回転良いはずなのになんでオンラインカジノに手を出してしまうんだろ?

令和ロマンの高平くるまって慶応行ってたんでしょ。そのくらい頭が良いのにね。
確かにそう思うのも分かりますよね。何で頭の良い芸人でも手を出してしまうんでしょうか。
理由①法的にグレーゾーンで誤った情報を信じてしまうから

オンラインカジノを「グレーゾーン」と呼ばれる事があります。
「賭博罪」としてカジノを日本で行ったら違法になります。
日本国内でカジノを楽しもうとした場合、オンライン上で行える「オンラインカジノ」が人気です。しかし、日本国内では「カジノ」を含む賭博行為が禁止されています。そのため、当然、オンラインカジノも禁止であり、犯罪です。
オンラインカジノは賭博行為に該当するため、賭博罪という犯罪が成立します。賭博罪は、金銭や金品を賭けて行われる賭け事・ギャンブルを指します。オンラインカジノは、オンライン上のディーラーや他のプレーヤーとお金を賭けて勝負し、勝敗に応じて金品が減ったり増えたりする仕組みです。
オンラインカジノは賭博罪の要件を満たしています。
- 勝敗が意図的ではない偶然の事情により決定される
- その勝敗により自分の財産上の利益の得したか損したかを争う
こういったところからオンラインカジノは違法と呼ばれるんですね。しかしなぜグレーゾーンなどと呼ばれるのでしょうか。
「グレーゾーン」という誤解が生まれた原因は、オンラインカジノの運営元が海外にあることだと言われています。
カジノが合法な海外のサーバーを経由して運営している為オンラインカジノは合法と思いこんだ可能性はあります。
これは誤った情報でありるのですが、デマなのにネット上で広まっています。
このデマ情報を信じてしまい、オンラインカジノは合法だと勘違いしての利用してしまうケースがあるんですね。
頭の良い芸人でも違法の認識がなかったと思うのはこういった理由があるからなんですね。
理由②摘発事例が少ない

オンラインカジノの利用者が摘発された事例は比較的少ないと言われています。
平成28年の事例が初めてでした。令和7年現在からしたらまだ9年前ですね。そんなに前でないとうのが分かります。
この摘発の少ないことが、オンラインカジノが違法だという認識を薄めている可能性があります。
摘発が少ないので、多くの利用者がオンラインカジノをゲーム感覚で楽しんでいます。
摘発が少ないため、中には「オンラインカジノは合法」と謳うサイトが存在し、利用者の違法である認識を薄めるんですね。
2024年のオンラインカジノに関する摘発件数は過去最多を記録し、合計279人が摘発されました。
この数字は2023年の107人から大幅に増加し、約2.6倍と凄い事になってます!
スマホで個人での使用が多く、それに対する警察の捜査が厳しくなってるので摘発件数も増えてきてると言われています。
摘発件数を芸人たちが理解していたかは不明ですが、オンラインカジノに手を出したときはまだ摘発件数が少なかったのかもしれません。
擁護するわけではありませんが、本当に知らずに軽い気持ちで手を出した可能性もあるのかもしれません。
理由③海外旅行では合法だから

海外旅行中のカジノ利用が合法であることから、オンラインカジノも同様に考えてしまう誤解があるかもしれません。
新婚旅行などでラスベガスでカジノを体験した事ある人は多いと思います。
海外旅行中の楽しいひとときが思い出として残っているので、日本でだめなら海外でと考えてしまう方もいるでしょう。
「じゃあ、海外のサーバーなら良いんでしょ」と勘違いする人はどのくらいいるのでしょうか。
海外のオンラインカジノでも、日本国内からパソコンやスマホを使って参加しようと考える人もいるかもしれません。
しかし国内で犯罪が行われたことになるため、違法です。
ようは犯罪行為が行われた場所はどこで行われたという事です。
海外旅行中は現地の法律が適用されますが、日本国内からオンラインカジノにアクセスする場合は、日本の法律が適用されます。
なので例えカジノが合法な国のサーバーだったとしても日本で行えば即「違法!」となってしまうんですね。
頭の良い芸人たちはこの違いに気づいてなかったのかどうかは不明ですね。
世間の声
それでは頭の良い芸人たちが違法と呼ばれるオンラインカジノに手を出した事をどう思っているのでしょうか。
ひるおびやワイドナショーでもそうだったけど、吉本芸人のオンラインカジノ問題について同情的というか優しく伝えているように見える。コロナ給付金が4000万振り込まれた一般人や水原一平氏の時は厳しく伝えてなかったっけ。人の金でギャンブルするなというのはわかるけどギャンブル自体が違法なのに。
— aki080@Kindleで電子書籍販売中 (@aki080georgia) February 17, 2025
有名芸人がオンラインカジノで事情聴取されている件は、オンラインカジノが違法である事を周知させたいという見せしめ的な意味がある気がする。対象の芸人に同情する気持ちは全くないけど。
— 川島 宏介@将棋と酒とボクシング (@shogi_kawashima) February 14, 2025
こういった同情的な声も聞かれるんですね。
真意は分かりませんが、オンラインカジノに対する認識が甘い人が多いという事ですかね。
「見せしめ」という言葉は少し乱暴だと思いますが、世間が認識するには大きなできごとだったと思います。
事情聴取された芸人たちも同情すべき点もありますが、今後は反省も生かして欲しいですね。
オンラインカジノが違法と分かってない人たちへの啓発活動なんかもすると良いかもしれませんね。
まとめ
世間を賑わせている芸人たちのオンラインカジノ利用での事情聴取ですが、日本国内では確実に違法と言われています。
今回の騒動を存分に知ってもらい、違法な事をしないよう私たちも気を付けていかないと行けませんね。
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