2025年8月28日、ホノルル発のJAL便でトラブルがありました。
飛行機を操縦する機長が前日に飲酒をしていたのが分かったのです。
アルコール検査で数値が出てしまい、飛行機には乗務できず交代となってしまいました。
「えっ!機長が飲酒?」とびっくりした人も多くいると思います。
しかもこの機長は飲酒したのにも関わらずアルコール検査結果を改ざんしていました。
とんでもないことですが、過去にも同じような事例があったようなのです。
この記事では飲酒した機長は誰なのか、不祥事を繰り返す原因は何か徹底調査したいと思います!
機長が前日に飲酒し記録を改ざんしていた

2025年8月下旬、乗務前にハワイで規定違反の飲酒をし、体調不良で操縦することができなくなる事件が発生しました。
その結果複数便に最大18時間以上の遅れをもたらしました。
機長は8月28日午後(現地時間)、ホノルル発中部行きの便に乗務予定の中、前日の27日午後にホテルの自室でビール(アルコール度数9・5%、約550ミリ・リットル)を3本飲んだ。(中略)
しかもこの機長は前日に飲酒したにも関わらず、アルコール検査結果を改ざんしていたようなのです。
この事に対して世間ではこんな反応が見られます。

アルコール要注意者リストに載ることなどもはや機長としての資質に欠くと言わざるを得ません。アルコール検査改ざんに至っては犯罪に等しく即刻懲戒解雇にすべきです。

自分がいた頃のタクシーの運転手でもいたなぁ。翌日8時には乗務するので非番でしっかりと疲れを取りたいけどなかなか寝れない。だからお酒を飲んでしまい朝のアルコール検査でひっかかる人がいましたね。その人いわく酒がないと寝れないとのこと。

パイロットと言う安全を最大限に重視する職業にありながら、乗務直前まででも平気で飲んで、しかもアルコール検査記録の改ざんまでするなんていうのは、この方は間違いなくアルコール依存症なんでしょう。
このような声が聞かれます。
では今回飲酒したにも関わらず、飲酒結果を改ざんしていた機長は誰だったのでしょうか?
飲酒した機長の顔画像は?

問題を起こしたのは64歳の男性機長です。残念ながら機長の顔画像などは公表されていません。
この機長は米ホノルル滞在中に社内規定違反の飲酒をしました。
しかもその隠蔽工作として検査日の記録をごまかす等の改ざんを行いました。ひどいですよね!
機長は滞在先でこれまで10回以上は飲酒をしていたと認めています。
この機長は健康診断や飲酒量の記録から「要注意者リスト」に載っていたそうです。

産業医の指導も受けていたらしいですが、飲酒をやめきれませんでした。
まぁ、一般人でもたばこや酒がやめれないというのと一緒ですね。
ですが、大勢の乗客を乗せて飛行機を操縦するわけですから、後で大事故にならないように体調を整えるのは当たり前です。
それもわからないはずはないのに、これくらい大丈夫だろ!と何度も飲酒を繰り返すうちに感覚がマヒしてきたんでしょうね。
機長の処分は?

JALは飲酒不祥事を起こした64歳の機長に対しての処分が検討されているそうです。
社内規程違反や飲酒検査記録の改ざん行為に対し、この機長を「懲戒解雇」とする方針を固めています。
ホノルルを定刻午後2時20分に出発予定の中部行きJL793便(ボーイング787-9型機、登録記号JA874J)に乗務予定だった当該機長が、前日27日の昼ごろ、ステイ先のホテルでアルコール度数9.5%のビールを3本飲んだ。(中略)
引用:aviationwire
ここまでの改ざん行為を見るとよく事故が起きなかったなと思います。
その便に自分が乗っていたと思ったらゾッとしますよね。
JALが過去に起こした3つの不祥事!
今回64歳の機長が操縦する便の前日に飲酒し、しかもアルコール検査の結果を改ざんしていた行為。
これだけでもとんでもないことだと思いますが、実はJALがこのような不祥事を起こすのはこれが初めてではありません。
次に過去に起きた不祥事を3つお伝えします!
①ヒースロー空港で実川克敏副操縦士が逮捕

2018年10月、実川克敏副操縦士当時42歳が乗務前に基準値を大幅に超えるアルコールを摂取しました。
実川副操縦士が逮捕された際、血液から100ミリリットルあたり189ミリグラムのアルコールが検出された。英国でのパイロットの上限値は血液100ミリリットルあたりアルコール20ミリグラム。
それによりイギリスのヒースロー空港で逮捕されました。
この事件を受けて、JALは飲酒規定の厳格化を行いました。
そしてアルコール検知器を海外の空港でも導入するなど再発防止策を実施しました。
②メルボルン便で機長と副機長が飲酒した

2024年12月1日にメルボルン発成田行き774便で、操縦予定の機長と副機長が前日に規定以上の飲酒をしました。
昨年12月、オーストラリア・メルボルン発成田行き774便の機長と副機長(ともに解雇処分済み)が過度な飲酒をしたにもかかわらず、飲酒量を伏せて運航を強行した。
引用:東洋経済
飲んだ分のアルコールが抜けるまで空港で待機したため当然飛行機の出発が遅延してしまいました。
この2人は飲酒量を隠蔽しながら乗務したということです。
最終的に「解雇」になり、航空法に基づく業務停止処分となりました。
③整備士と副操縦士の不正があった

2019人に整備士が本来担当者本人が行わないといけないアルコール検査があります。
ですが、その検査を他の人に不正に実施した事例が発覚しました。
整備士ではなく副操縦士ですが、同じように乗務前の検査を実施せず乗務した事案もありました。
そのため行政指導や社内処分が実施されています。
これらの他にも飲酒に関しての不正はけっこうあるみたいです。
アルコール検査に引っ掛かり遅延するパターンが何度かあるみたいです。
また機長同士の身代わりで検査してもらったり、何度不正防止を行ってもここまでくると呆れかえりますよね。
乗客への影響はどのくらい?

今回の64歳の機長の飲酒による不祥事により乗客への影響はどのくらいあったのでしょうか?
ホノルル発日本便の3便が最大18時間遅延し、約630~640人の乗客が影響を受けたと言われています。
乗客にしたら、予定通りに帰国できない事もあったでしょう。
またこの飛行機だけでなく、関連する便にも影響は当然あります。
乗客からしたらまさか機長が飲酒をしていてその影響で便が遅くなっているとは夢にも思わないでしょう。
自然災害ならあきらめもつきます。ですが、こんな自分勝手な事で遅延したと聞いたらたまりませんよね!
世間の声
この機長の飲酒による遅延に対し、世間ではこんな声が上がっています。
車だって、『飲んだら乗るな。飲むなら乗るな!』って、決まっているのに旅客機の日本航空の機長が、飲酒なんて、信じられない!お客様の命を預かる人が、絶対に許せない!😡
— 大堀友裕 (@rGWqfOPM6c34164) September 5, 2025
俺がアットジャム行けなかったの、機長の飲酒のせいかよ!!!!許せない!チケット代も返せ(笑) https://t.co/1tWw06AHhA
— yu (@yu0416LIJ) September 2, 2025
ここ最近の生きがいは金曜にYouTubeで配信されるJALのサブチャンを見ることなのに、飲酒機長のせいで今週の公開延期になったの本当に許せない
— チャンヤマ (@Yujibanana) September 5, 2025
乗客には様々な理由で飛行機に乗っている人がいます。
仕事の人もいれば、レジャーのためという人もいるでしょう。
遅延しても人によっては特に迷惑でもないよと思う人もいるかと思いますが、多くの人はその後の予定があります。
この便が遅延したから、大事な結婚式に間に合わなかった!身内の最期に顔を見せれなかった!
もしかしたらこのような状況になったらやりきれませんよね。
だから機長はそういった人の思いも乗せて運航しなければならないと思います。
自分勝手な都合で乗客に迷惑をかけたことを本当に反省してほしいですね!
まとめ
JALの飲酒問題は、ただ「お酒を飲んだ機長」という話ではありません。
検査記録を改ざんした という点で、信頼を失う大きな不祥事となりました。
「機長は誰?」という疑問は残りますが、一番重要なのは 「何で同じ問題が繰り返されるのか?」 だと思います。
1人の隠ぺい工作が、何千人、何百人もの乗客に迷惑をかけて、本来安全であるものが危険にしてしまいますよね。
飛行機は多くの命を預かる乗り物です。
なのでJALは本気でこのような隠ぺい体質を改める必要があるのではないでしょうか!